青梅線の車掌置いてけぼりについての考察

車掌、ホームに置き去り…次駅まで800メートル全力疾走で追いつく JR青梅線 - MSN産経ニュース
 
別に運転士でもないので、詳しいことは間違ってるかもしれないが
考察してみようと思う。

状況考察

簡単に表にまとめてみると、

車掌側 運転士側
最後尾の車両に酔っ払いの客を見つける
乗務員室から客室に出る。
客室と乗務員室の間の扉がロックされ
乗務員室に戻れない
  (自動放送で東中神駅到着のアナウンス)
  東中神駅到着)
車内のドアコックを開ける、最後尾のドア開 ドアランプ、滅灯
車外のドアコックを開け、車内のドアコックを閉める。
車外のドアコックを閉める ドアランプ、点灯
電車を発車させる
乗務員室に戻ろうとしたら電車が走り出してる
あわてて、西立川まで走る。 (自動放送で西立川駅到着のアナウンス)
走る 西立川駅到着)
走る ドアが開かないので車掌に電話を掛けるも応答無し
走る 車掌が居ないのをようやく把握する
走る
西立川駅到着

 
こんなかんじだろうか。
 

原因は?

乗務員室に戻れなくなり、運転士と意思疎通が図れず、
運転士側は通常の運転時となんら変わったことが無かったので
起こってしまったものだと考えられる。
 

どうすれば防げたか

  • 発車後にブザー合図をする

はてブより。首都圏以外では、やってるところがあるとか。

  • 車掌が運転士のところまで行き、事情を伝える。

乗務員室に入れないので、車内電話は使えませんね。
しかし、当該車両が10両だったのを考えると、非現実的です。

  • 車内の非常ボタンを押して東中神駅から発車できないようにさせる

あの非常ボタン押しても防護無線までは発報しないんじゃないかな。
運転手にばれるけど、これが最良だった可能性も。

  • ドアコックの開け閉めの手順を変える

手順を変えると、間違って発車する可能性はなくなりそう。

車掌側 運転士側
  東中神駅到着)
車内のドアコックを開ける、最後尾のドア開 ドアランプ、滅灯
乗務員室に入り、ドアスイッチを操作し、ドア開
客室のドアコックを閉める
乗務員室に戻り、ドアスイッチを操作する ドアランプ、点灯
電車を発車させる

しかし、マニュアル化されてない非常事態が起こった場合、そこまで考えて対処しろと言うのは酷であります。

  • 自動の車内アナウンスを取りやめる

これはどういうことかといいますと、
自動アナウンスをやめれば、車掌がアナウンスせざるを得なくなります。
で、乗務員室に車掌が戻れない時はアナウンスが無いので
運転手が車掌に異常があるとわかることが出来るわけです。
そういう意味ではアナウンスの自動化が招いた結果とも言えるかもしれません。