ということで、ATRAC Advanced Losslessを検証してみた

上で紹介したSonicStage3.3からの新コーデック・AALについて調べてみた。
ちなみにAALのコアコーデックはすべてATRAC3plus/256kbpsに設定。



まずは取り込むのにかかる時間から。
使ったCDはハピマテ5月度。
SonicStageの設定は音質重視で。



結果
AAL→3分30秒
wav→1分40秒
ATRAC3plus/256kbps→2分10秒


ATRAC3に比べて1.5倍くらい取り込むのに時間がかかると考えた方がいいようですね。





次に、圧縮能力。
使ったCDはさっきと同じハピマテ5月度。
トラック1のファイルサイズを比較。



結果。
wav→37.97MB
AAL→34.08MB



圧縮率………89.76%!?
圧縮率が高すぎやしませんか。
実際にSONY

従来機器との再生互換性を維持するため、「ATRAC3」または「ATRAC3plus」の音声圧縮技術と組み合わせて、データを圧縮し、データサイズをCDの約30〜80%に抑えて記録することができるフォーマットです。

っていってるやん。
トリビアだったら、




















嘘つき








って言われてるよ。SONYさん!!!



ということでお次はAALをCDに焼いて元のCDと同じになるのか検証。
ここでも使うのはハピマテ5月度。



焼くのにかかった時間は3分半。
うち最初の1分はドライブが回ってな買ったから変換している時間なんだろう。
wavの方はCD2WAVで元CDを取り込んだもの。
AALの方はSonicStageで取り込んだものをSonicStageで焼きなおして
CD2WAVで焼いたCDを取り込みました。
で、それらのwaveデータをフリーソフトのWaveCompareで比較。
果たして結果は?





比較中 ...  (開始点  file1: 44375,  file2: 44507)
  (file2 終了)
比較サンプル数: 9865645  [一致しました]




一致…
ということはちゃんと不可逆圧縮でとりこんでいて、
なおかつCDに元のデータで書き込み可能ということですね。
ただ、無音部分の時間が微妙に違ってるんですね。
最後の取り込みは共にCD2WAVを使ったんでおそらくSonicStageの問題。
まぁ、コレくらいは俺なら気にしないんだけど。




ただねぇ。CDに元のデータで書き込み可能だったら
AAL→wav変換可能でもいいだろって思うんですけどね。
まぁ、このへんはわざとめんどくさくしてへんなほうに使われるのを
防ぐ目的なのかもしれませんが、結局できるんだから意味ねーだろって。
ATRACがコーデックとしてではなくて
OpenMGと抱き合わせになってるのが根本にあるような気がします。

まぁ、その辺のことは後日書こうかなと思ったり。